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牛が好き!(第25回)=激闘のゴールデンウイーク闘牛大会= - 徳之島「島生活」

今ゴールデンウイーク闘牛大会は4月26日に開幕し、5月2日から5日まで全5大会が開催された。正月の闘牛大会においては、徳之島闘牛連合会認定の全島一・中量級・軽量級・ミニ軽量級の4大タイトル中、ミニ軽量級以外は全て王座が入れ替わるという波乱の連続となったこともあり、各クラスの優勝旗の行方が大いに注目された。

優勝旗が移動することで大会は盛り上がる面はあるが、そのような熾烈な攻防をくぐり抜けねばならない徳之島闘牛界において、チャンピオンとして君臨するのは至難の業だ。島の牛主が“徳之島の闘牛こそ日本一、いや世界一だ”と自負するのは、激戦を勝ち抜いてこそ得られる錦の御旗への敬意の表れであろう。注目の対戦結果を振り返りたい。

〔第13回全島一・ミニ軽量級優勝旗争奪戦徳之島町大会〕

〈全島一優勝旗争奪戦〉「牛若丸牧山号」vs「天龍王」

「牛若丸牧山号」は、平成24年8月大会で「朝戸花形」を26秒で退け初陣を飾り、平成25年5月大会では「花榎心大王」に2分50秒で勝利し、平成26年1月大会で「紀乃工業号」と激突。敵の得意技を破壊力抜群の角カケで封じ、11分45秒で制し3連勝とした。

本年1月の全島一優勝旗争奪戦では、チャンピオン「健祥会☆戦闘たくま」に対し闘牛ファンの度肝を抜く怒涛の攻めを見せ、栄えある王座を奪取した。

「天龍王」は、平成22年1月大会のデビュー戦が不戦勝。平成23年10月大会で「狙琉邪」に10分54秒で勝って2連勝とし、平成25年1月の全島一優勝旗争奪戦において「基山大宝」に敗れはしたものの、続く6月の大会で「荒神北斗」に不戦勝。10月の全島一優勝旗争奪戦でチャンピオン「喜念王道 康貴大力」に6分46秒で勝利し、悲願の優勝旗を獲得した。

平成26年1月の全島大会で「闘将恒夫丸」を44秒で退け初防衛に成功したが、続く5月の全島大会で「保岡大信玄」に5分31秒で惜敗し、その座を奪われた。本年1月大会で、「白竜暉」を9分11秒で下し、今大会で2度目の王座奪取を狙った。

正月・GW・秋の全島大会に合わせ南海日日新聞に掲載されている闘牛特集には、下記のように執筆した。

「牛若丸牧山号としては、得意の角カケで先に仕掛けそのまま相手を柵に張り付け、敗走させようとするだろう。そこから、敵が対峙することの無いよう、横腹に角を突き刺すほどの追い打ちを決めたいところ。対する天龍王は、体重差を生かしたパワーあふれるワリ技で、相手の戦意をトーンダウンさせれば狙い通りだ。これまで同様に対戦開始からツキ、ワリを見舞いながら前に出て、間髪を入れず速攻を決め自らの必勝パターンに持ち込みたい」

150927bullfight 01写真:「牛若丸牧山号」対「天龍王」の激突

結果的には、後者に近いものとなったが、柵際で相手を打倒して横転させ、僅か38秒で決着つくとは予想もしなかった。全島一横綱戦に相応しい迫力あふれる攻防が繰り広げられたのは確かだが、大関戦の予想外のアクシデントで場内整理が不十分なまま横綱戦を迎え、場内になだれ込んだ応援団で一部の観客はその激闘を観戦できかったのは、誠に残念なことである。

150927bullfight 02写真:「牛若丸牧山号」対「天龍王」の激突

ともあれ、天龍王の圧倒的な破壊力は流行りの漫画に例えれば、正に“進撃の巨人”と言え、秋の全島一優勝旗争奪戦チャレンジャーとして名乗りを上げる猛者が注目される。

150927bullfight 03写真:全島一横綱返り咲きを喜ぶ「天龍王」の牛主と応援団