遠くの島、徳之島

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理由 - 徳之島「島生活」

右から
イッテンフエダイ
オキフエダイ
オキフエダイ
 
今回も写真一枚
と言いますか、結論から言うと、撮れません。
理由は夜釣りだからです。
暗いため、撮れません。
 
じゃあ明るくライトを照らして撮れば良いだろう。
 
と言う意見が聞こえてきそうですが、言わせていただきます。
 
論外です。
夜釣りがなぜ夜釣りなのか。
夜行性の魚を釣るのが夜釣りです。
正直、ライトを照らすと、それだけで海中に緊張が走り、魚はすれてしまいます。
何度も何度もしつこいくらいに夜釣りを経験すると判りますが、釣果は雲泥の差です。
 
特にここ徳之島では、面縄や鹿浦、伊仙崎などの地磯も、水質が良く透明度が高過ぎるため、夜釣りの前に海中を照らすのはご法度です。
 
他に釣り人がいらっしゃる時などは特に気を付けましょう。
ライトを地面に照らし、光の輪が岸壁から海に漏れないように注意しましょう。
それでもライトを照らさないと気が済まない方は、赤いフィルターでライトを覆い、赤い光で照らすようにしましょう。
 
理由は、赤い光が海中では赤外線となり、可視光線の幅を越えるため、海の中の魚介類からは暗く見えるためです。
海亀の孵化脱出を観察する際に、赤いフィルターライトを使うのと同じ理由です。
 
それだと見えないし、絶対明るくライトを照らさないと嫌だ!!
と言う方は、夜の海は危険が多いので、夜釣りは絶対に行かないようにしましょう。
 
さてさて、最近夜釣りに行くと、これを判ってない(海面が近い漁場で、ペチャクチャお喋りするのもそう。お喋りしたいなら、足場から海面までの落差が高い堤防などのポイントに行きましょう。)方が多く、魚信がまったく無くなってしまうということが多々あります。
 
釣り場はみんなのモノです。
他人様が楽しんでいるポイントを荒らすような行為は止めましょう。
 
と愚痴を言いたくなりました。
ご容赦ください。
 
しかし狙う獲物によっては、ライトを照らした方が良いと言う場合もあります。
その際は正しい照らし方がございます。
それは、固定式ライトで一点をじっと動かさないように照らすやり方です。
イカ、アジ、トビウオ、タチウオ、イソメなど、ライトを照らすことによって集魚効果を得られる魚種、時期がございます。
 
ライトは正しい扱いで夜釣りをエンジョイしましょう。
 
(2019.07.02  記事作成)