遠くの島、徳之島

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冬の海の楽しみ方 - 徳之島「島生活」

あけました。

おめでとうございました。

 

さて、気づけば年越してました。

残念な年末年始を過ごしてました。どうも私、例の人です。

 

めっきり寒いのと、農繁期と、仕事に追われ、正直、釣り行けてません。

 

 

が!!!!

イザリは行きました\(^-^)/w

 

ってことで、ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、イザリについて軽く説明。

 

ざっくり言うと、夜間の寝てる魚を獲る。

です。

 

詳しく言うと(長い話が苦手な人は帰ってよし!)冬の夜間の最大潮位差を利用した、ショア、サーフ、リーフでの潮干狩りです。ただし、狙える獲物は、二枚貝類だけでなく、サザエや夜光貝などの、基本的に水深を必要とする貝類も地表に出ます。

なぜなら、12月~3月は、マイナス潮位と言います、通常最低潮位となる基準潮位を下回る位置まで、潮位が下がるためです。

これはこの時期の、大潮含む後半の中潮までです。

 

どのくらい下がるかと言うと、私の知る限りですと、最高でマイナス38センチ下がりました。

高気圧が重なると、もっと下がるかもしれませんが、時期が時期なだけに、高気圧はほぼほぼ大陸上空に鎮座してなかなか南下しません。

なので、奇跡に近いかもしれませんが、マイナス40センチ行きたいですね。

 

そうそう、私はマイナス10センチ以下まで下がった潮の日に行かれるのをオススメします。

なぜなら

いざり1

こういった獲物が出るのはマイナス10センチ以下が多いからです。

そして、ここが一番重要だと思いますが、マイナス10センチ以下の潮位は、上がり潮と下がり潮、あびきの差、あびきの回避のしやすさが如実です。

上でも申しましたが、イザリは、最大潮位差を利用した漁法ですので、潮の変わり目から、危険な波まで、シビアに潮を読まなければなりません(島の人だと大袈裟なとか言う人がありますが、その人達は何かあった時に責任取ってくれるわけではありません。)。

まして夜間ですし、面白いように捕れる時だってあります。気付かないウチに、電灯の電池が切れたり、潮に回られて帰れなくなっていた、なんて良くある話です。

大袈裟な、なんて言う人ほど、そうなる確率高いです。

 

ちょくちょく話てますが、環境は循環を持ってバランスを取っていると話題にします。

人間だけが海の恩恵受けるなんてムシが好すぎるんですよ。その栄養分を陸に上げて、海には返さないなんて、環境がそれを許しません。

海はいつでも、奪えるモノを奪うつもりでそこにあると思ってください。

我々は、その落とし物を、恵みだと言って享受してるに過ぎません。

特に、下げ止まりからの満ち潮は思う以上に早いです。

潮位差が大きいほど、引力と潮の揚力で気圧も不安定になります。

事故に合う人ほど、気象の読みが未熟で、周囲をよく見てません。

天気と大潮だけ見るのは間違い。

必要なのは、潮位差、潮位、干満時間、前24時間と、後4時間の風向と風速、気圧配置、気圧、気温、最低でもこれだけはチェックしましょう。

魚ばかり見て、その魚達が暮らす海を見ないのは論外なのです。

いざり2

あとはポイントですが、これは内緒にしておきますね。

あと潮流と地形が判れば、アオブダイ、フエダイ、伊勢エビ、タコ、イカ、夜光貝、サザエと、良い獲物が100均のアミや安い手銛で結構捕れます👍

と、厳しい話しましたが、全体で見れば、毎年のように事故は起きてます。

楽しい島暮らしは、安全第一です!!

時化の日に得られた釣果の自慢話に感化されないよう、注意してください‼️

トータルで見たら、安全に正しい漁獲が一番実績あるし、長く楽しめるものです。

それでは皆さん、良いお年を✨