遠くの島、徳之島

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牛が好き! - 徳之島「島生活」

~ホーム賀寿丸7周年記念~
◇卒業記念ナイター闘牛大会◇
日時:平成28年3月5日(土)午後6時30分対戦開始
場所:徳之島なくさみ館
入場料:高校生以上2500円、中学生1000円、小学生以下無料

【横綱】
○ダイキ花形(元 中量級チャンピオン、東淀川)
×二代目関東ルビー真輝(元 軽量級チャンピオン 調教師 立山真輝、目手久)・・・7分42秒

【大関】
○和龍パンダ(調教師 尚哉汰、花徳)
×岩手カブラー(デビュー戦、岩手)・・・1分06秒

【特別】
×尾白Jr.(元沖縄 長堂尾白Jr.)
○宮崎三姉妹のどか龍(デビュー戦、牛主 勇一家、京都)・・・4分07秒

【関脇】
×突撃大力皇(阿権)
○二代目信☆千代(デビュー戦、牛主 実村和秀、平土野)・・・不戦勝

【卒業対決】
○天心大空(つばさ、牛主 宮田大空、平土野)
×かりゆし(元 ちび武瑠、調教師 喜多川大地、母間)・・・5分52秒

【大型特別】
○パンダマン(1勝、牛主 亀津卒業記念同志会、亀津)
×闘魂仁志大力(デビュー戦、牛主 上村仁志、木之香)・・・12分27秒

【指名特別】
×みんなのぐるくん(平土野)
○勝隆王(しょうりゅうキング、元 南砲、牛主 竹原隆成、母間)・・・3分28秒

【ミニ特別】
×葵花形牛(デビュー戦、牛主 南ちゃんファミリー、母間)
○荒天悟羽勇(こうてんごうゆう、デビュー戦、牛主 幸山真悟、目手久)・・・6分59秒

【封切】
×北笑会地獄乃天使(キューピー、1勝、調教師 杉山翔一、与名間)
○海帆汐千(かいほゆうち)パンダ(デビュー戦、牛主 中富四姉妹、上面縄)・・・5分56秒

-以下アトラクション(練習試合)-△南川牛(牛主 大川牧場、母間)
△四国の雅ちゃん(牛主 西川大夢、亀津)・・・引き分け△名城木材
△篠原サッシそうや&ゆな(亀津)・・・7分引分

日 時:平成28年3月6日(日)午後6時対戦開始
場 所:徳之島なくさみ館(伊仙町東目手久)
主 催:平成9・10年生卒業生闘牛女子
後 援:㈱仁木組(東京)、勝利牛トロフィー贈呈:沖縄県宜野湾市 ㈲大山コンクリート工業
三賞贈呈:徳電舎㈱ 松岡徳也、全出場牛焼酎寄贈:㈱奄美大島にしかわ酒造
入場料:大人2,500円(高校生以上)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料

地区 東  方 番 付 西  方 地区
浅間 赤   蜂
(Team:Red Bee、1勝1分)
横綱 南乃天一
(牛主:重田みなみ、沖縄1勝)
崎原
面縄 祝 卒業記念
那月・菓苹子・隆太
大   豊
超大型
特番
祝 卒業記念
かんな・楓・ゆうな・もえか
三代目勝若力史緒利
亀津
天城 優志 卒業記念
一颯白タービー
(沖縄6勝2敗)
速攻対決 躍進花形さくら
(牛主:躍進グループ)
伊仙
目手久 東 田 號
(元丹向橋牛、牛主:東田ファミリー)
指名特別 祝 卒業記念
闘将海龍
(牛主:東 海志)
亀津
浅間 大興白龍
(元沖縄 一発逆転白龍王)
大型特別 作山白宝
(牛主:作山宝重)
亀津
徳和瀬 ☆そら 卒業おめでとう☆
松田自動車そらちゃん號
(牛主:松田自動車)
ミニ特番 面縄中卒業記念
BLACK VENUS
(牛主:卒業同志)
面縄
亀津 天龍黒岩號
(元沖縄 黒岩号)
大型特番 宝龍カブラー 沖縄
南原 南国の華ブーゲンビリア
(牛主:枠組会)
ミニ特番 祝 卒業 まえちゃん☆
愛聖隆心撃
(牛主:玉利愛夢)
亀徳
兼久 駿樹花形
(牛主:岩木駿樹、調教師:平瀬ファミリー)
若手特番 荒技稟坊
(牛主:西新田稟)
横浜
犬田布 るりん卒業おめでとう
闘昇絆
(牛主:ラララライグループ)
封切特別 大   岩
(牛主:勇心・凱成)
伊仙
亀津 前心栞太 アトラクション 喜念王道実己夢宝 喜念
目手久 2代目 龍兵会KKK アトラクション 大 和 號 亀津

日 時:平成28年3月5日(土)午後6時30分対戦開始(午後6時~オープニングセレモニー)
場 所:徳之島なくさみ館(伊仙町東目手久)
主 催:成9・10年生卒業同志会
後 援:(株)南宝 ホーム賀寿丸(勝利牛トロフィー贈呈)
後 援:千裕畜産・(有)竹原建設(特別賞・参加賞贈呈)
入場料:大人2,500円(高校生以上)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
※大関戦後:徳之島高校・樟南第Ⅱ高等学校卒業生代表お礼の言葉(喜多川・吉村)

地区 東  方 番 付 西  方 地区
東淀川

東淀ライオンズクラブ
ダイキ花形
(元 中量級チャンピオン)

横綱

北笑会 卒業記念
二代目 関東ルビー真輝
(元 軽量級チャンピオン、調教師:立山真輝)

目手久
花徳

和龍パンダ
(調教師:尚哉汰)

大関

岩手カブラー
(デビュー戦)

岩手
浅間

友真赤虎
(牛主:北部同志会、調教師:吉田友也)

特別

宮崎三姉妹 のどか龍
(デビュー戦、牛主:勇一家)

京都
阿権 突撃大力皇 関脇

卒業記念 基田聖弥
二代目 信☆千代
(デビュー戦、牛主:実村和秀)

平土野
平土野

卒業記念 天心大空
(牛主:宮田大空)

卒業対決

卒業記念同志会
かりゆし
(元 ちびブル、調教師:喜多川大地)

母間
亀津

祝 卒業記念
パンダマン
(牛主:亀津卒業記念同志会、1勝)

大型特別 闘魂仁志大力
(デビュー戦、牛主:上村仁志)
木之香
平土野 みんなのぐるくん 指名特別 万歳吉村和幸 母間同志会
勝 隆 王
(元 南砲、牛主:竹原隆成)
母間
母間 葵花形牛
(デビュー戦、牛主:南ちゃんファミリー)
ミニ特別 荒天悟羽勇
(デビュー戦、牛主:幸山真悟)
目手久
与名間 北笑会 地獄乃天使
(1勝、調教師:杉山翔一)
封切スペシャル 海帆汐千パンダ
(デビュー戦牛主:中富四姉妹)
上面縄
母間 南 川 牛
(牛主:大川牧場)
アトラクション 四国の雅ちゃん
(牛主:西川大夢)
亀津
目手久 杏珠恋珠徠慎 アトラクション 篠原サッシそうや&ゆな 亀津

「第14回全島中量級・ミニ軽量級優勝旗争奪戦伊仙町大会」は10月31日、伊仙町東目手久の「徳之島なくさみ館」で開催された。幼時から高齢者まで、島内外から駆け付けた闘牛ファンを含む約3千人が、全12組の熱戦を堪能した。

当日のお目当ては、ミニ軽量級(体重750kg以下)及び中量級(体重950kg以下)のチャンピオン牛を決める優勝旗争奪戦。徳之島闘牛ならではの熱闘が披露された。

〈中量級優勝旗争奪戦〉「しいじゃトガイ宝也号」vs「吉村畜産☆白雪」

チャンピオン「しいじゃトガイ宝也号」は平成26年1月大会でデビューし、2連勝中の「龍瑛」と対戦。ツキ技から速攻を決め、3分47秒で勝ち星を掴み技能賞を獲得。平成27年1月大会最終日の結びの一番で「白天龍輝号」を15分55で下し、中量級チャレンジャーとして名乗りを上げた。

同年5月の中量級チャンピオン決定戦で「拓真嵐白山号」と激突。対戦開始早々から相手を圧倒し、闘牛通を呻らせる取り口で悲願の優勝旗を奪取した。

対するチャレンジャー「吉村畜産☆白雪」は、平成25年5月のナイター大会で、「無限」としてデビューし、「ブラックタイガー」に7分22秒で勝利。同年10月の全国闘牛サミット記念全島大会で「硝子のジョニー」を1分7秒で退け2連勝とすると、平成26年1月大会では、ピンチヒッターとして出場しながらも勝ち星を掴み3連勝としており、勢いそのまま栄えある優勝旗をも手にしたいところ。

この対戦は、両牛の序盤の出方が焦点になるであろうと見ていた。チャンピオン・しいじゃトガイ宝也号が対戦開始早々から積極的に攻めるようなら、チャレンジャー・吉村畜産☆白雪の強さを認めったということであり、敵に隙を突かれることの無いよう、ツキ・ツノ掛けを繰り出し、間髪いれぬ速攻で相手の横腹に穴を空けるぐらいの勢いで圧倒しようとするはずだと考えた。

一方の「吉村畜産☆白雪」は、本場所出場に向けた調整の仕上がり具合が大きなカギになるであろうと思った。元々、体格で上回っていることから、計量のために絞り込んだ体重や体調の回復具合がベストコンディションで闘うための前提条件であり、これまでの大会では披露していない底力を見極める機会になるのではないかと見た。

両牛の対戦は、予想以上の激戦が展開された。序盤から積極的に攻めるチャンピオンに応援団も太鼓を打ち鳴らし、熱い声援を送りながら後押しする。

151122bullfight 01真:闘争心むき出しで闘う「吉村畜産☆白雪」と「しいじゃトガイ宝也号」(右)

だが、柵際で体を「く」の字に曲げて切り返すチャレンジャー。逆にツキ・ワリ技をヒットさせながら、勝機が生じるのを待つかのような取り口で両牛の攻防は繰り広げられ、対戦タイムはまたたく間に20分を経過した。

151122bullfight 02写真:得意の速攻で攻め込む「吉村畜産☆白雪」(左)

両牛ともに体力を消耗しダメージが大きくなる長期戦に突入したが、積極的に攻め続けたいじゃトガイ宝也号の横腹が大きく波打っている。ここぞとばかりに一気に攻勢に出る吉村畜産☆白雪。そのまま腹取り速攻を決め、勝負あり。対戦タイム20分05秒、牛主と応援団が場内になだれ込み、中量級優勝旗を掲げ勝利の舞に歓喜した。

151122bullfight 03写真:栄えある王座獲得を喜ぶ「吉村畜産☆白雪」の牛主と応援団

〔規模では世界一と言える韓国の闘牛〕

また、闘牛場は野球場並みの広さがあり、闘牛大会のオープニングではパラグライダーが空を飛び、民俗芸能の披露や人気ミュージシャンのオンステージで、観客はノリノリ状態。大会が始まると、何か違和感がある?日本の勢子は牛の左側につくが、韓国の勢子は右側に立つので、勢子同士が並んだようになるためだと思われます。

150809bull chondo 01写真:次々と観客が訪れる会場入り口

いざ、徳之島(日本代表)の黒い牛と清道の赤牛(韓国では黄牛と表記)が対戦。満員の観客は、日本の牛が優勢だとブーイング。韓国の牛が勝つとスタンディングオベーションで熱狂する。正に、サッカーの日韓戦さながらでした。

150809bull chondo 02

現在は、ドーム式闘牛場で大会が開催されています。韓国の情報誌「スッカラ」の掲載記事によると、座席数は1万1245席。毎年開かれる闘牛祭りには、全国から40万人以上の観光客が訪れるそうです。「勝ち牛投票券」いわゆる「闘牛クジ」が公営化されており、掛け金は日本円で約10円~1万円まで。牛の区別がつくよう体に赤か青の印がペイントされ、勢子も同色のシャツを身に着けます。1シーズンの規模では、清道の闘牛が世界一と言えるかも知れません。

この連載の第21回で、中国やインド、タイやバングラディシュなど東南アジア、世界自然遺産登録地のカンボジアの闘牛を紹介しました。

今回は、かつて徳之島と闘牛を通して交流をしていた、韓国清道(チョンド)郡の闘牛について紹介します。当時の清道では、徳之島の牛が日本代表として闘牛大会に出場し、大会を大いに盛り上げていました。しかし、2000年代初頭に発生した「狂牛病」と呼ばれる牛海綿状脳症(BSE)によって、牛を韓国に持って行くことが不可能となったことなどから、闘牛の交流は途絶えています。

〔祝祭行事としての韓国の闘牛〕

清道の闘牛を観戦して最も驚いたのは、その規模の大きさです。「5日間に渡ってトーナメント方式で大会が開催され、一日当たり3万人で延べ15万人が訪れる」などと事前に聞いていましたが、闘牛場を囲むように様々な出店が軒を連ね、飲食店の屋台はもちろん、衣料品店や携帯ショップ、健康測定のコーナーまでありました。闘牛ロデオや闘牛写真展など、家族連れで来ても飽きずに済みそうな施設が揃っているのです。

150802bull chondo写真:満員の闘牛ファンでにぎわう闘牛場

〔カンボジアの闘牛〕

世界遺産として有名なアンコールワットなどがあるカンボジアでは、観光客向けに伝統芸能の影絵芝居「スバエク」が、レストランなどで披露されていました。偶然にもその中に「闘牛の話」があり、非常に驚きました。芝居はカンボジア語で演じられるため、観客にはそれぞれの言語に要約された文章がテーブルに置かれます。紹介文は、次の様な内容でした。

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「闘牛の話」

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カンボジアでは現在、賭けが禁止されています。このお話では、二人の男たちと一人の女性がひと儲けしようとお金を賭けて闘牛をしている場面から話が始まります。しかし、最終的には警察官が駆けつけて彼らを警察署へと連れて行ってしまうのです。

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芝居を観た感じでは、二人の男性が談合して闘牛の稽古を見せ、絶対勝てるからと女性を抱き込み金儲けを企むものの、結果的にその牛が負け「話が違う」と内輪もめを始めて取っ組み合いになり、警察の世話になってしまうという内容のようでした。

島でも「牛はだきだき」とか「させてみないと分からない」と言われています。古来より闘牛を「なくさみ」と呼んでいるのは、全力を出して闘う牛の姿が人を引き付けるからではないでしょうか?

何しろ、相手を選ぶのは主であり、牛も「こんな武器(角)の敵なの!」とか「今日は体調が悪い」などもあるはずですが、殆どの牛は全力を出して闘うからこそ「なくさみ」であり、その姿に人間も励まされるのだと思います。

国が違っても、人々を元気づける力が闘牛にはあるようです。世界遺産登録に向けても、健全な闘牛文化の育成が大事であると感じました。

〔世界遺産と闘牛〕

「奄美・琉球」は世界自然遺産候補地として、世界遺産委員会が認める「世界遺産一覧表」への記載による、世界自然遺産への登録を目指しています。

徳之島の闘牛に関しては、世界遺産登録の直接的な要因ではありませんが、奄美地域の中で「徳之島らしさ」をアピールする観光資源として、島外の観光関連企業などが関心を示しています。

最近では、闘牛大会に合わせて視察に訪れている個人や団体も増えていることから、今後は、闘牛の活用に関する様々な議論や意見交換が行われる事になるのではないでしょうか。

この連載で「世界の闘牛」=アジアの闘牛=として、広く海外でも闘牛が行われており、中国やインド、タイやバングラディシュなどの闘牛を紹介しました。

では、世界遺産登録地ではどうでしょうか?次回は、そのような地域の中でも非常に興味深かったカンボジアの闘牛を紹介します。

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写真:年間100万人以上の観光客が訪れるアンコールワット

〔アジアの闘牛(下)〕

牛の種類の他にも、徳之島の様に勢子が牛の横につくこともなく、両牛の自由に闘わせている地域が多いように見受けられます。闘牛場にしても、木製のリングはまだ良い方で、人間が取り囲んで柵の代わりを務めているような地域もあります。

かつて、日本や海外の闘牛を研究し論文を発表していた成城大学の山田直己教授が徳之島に調査にいらした際に、中国の闘牛に関する話を伺ったことがあり、収穫作業を終えた水田の土手を生かした闘牛場で、農耕に使う牛を持ち寄って闘わせ楽しんでいたとのことでした。

徳之島の闘牛に関する古い写真にも、川の河口らしき場所で大勢の人が囲んで闘牛を観戦しているものがあります。そのような点からもアジアの闘牛には、「牛同士が縄張り争いをする様子見て自然発生的に始まった」とする、闘牛の起源を裏付ける一面が残っているのではないでしょうか。

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写真:インドの闘牛(You tubeより)

〈伝説の名牛の存在3〉

徳之島町亀津の実熊実一さんが所有した初代全島一横綱の「実熊牛」は、44戦42勝1敗1分の金字塔を打ち立て“神様の牛”と称されました。昭和29年9月5日に全島一横綱の座に着くと、昭和31年1月まで3度の防衛したものの、同年7月(6月とする記録もあります)に阿権の「明山牛」に惜敗。しかし、同年11月に「明山牛」にいわゆる「カキィムドシ(かけもどし)」で勝利すると、昭和36年1月まで11度の防衛を果たしました。累計の全島一優勝旗獲得回数16回は、その後も破られることなく前人未到の記録となっています。今後も、この記録を超える牛は出ないだろうと思われます。

※「山田牛」「上岡牛」「実熊牛」の写真は、各牛のご家族よりご提供頂きました。

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